9月19日、蕨市役所を訪れ、柳下、村岡両県議とともに
頼高英雄市長と懇談した。
懇談では、経営立て直しや医師確保に努力している
蕨市民病院の取り組みについて聞いた。
人口あたりの医師数が全国最低の埼玉県。
常勤医の不足が病院経営に深刻な影響を
及ぼしている。
とりわけ小児科医や産科医の不足は深刻で、
常勤医の相次ぐ退職が志木市民病院、
西埼玉中央病院などで大きな問題となっている。
頼高市長は、公立病院の重要性を院長はじめ
全職員と共有しながら経営改革をすすめてきたこと、
地域医療機関との連携の強化による患者数の増加
で黒字化を実現したことなどを話した。
様々な課題を抱える公立病院をどう存続、
発展させるのか。頼高市長は「病院存続へ
不退転の決意で取り組んでいる」と述べた。
自らも医師確保に奔走していると言う。
自治体のトップの姿勢が決定的だと実感した。
国民の医療崩壊への不安や危機感は強い。
社会保障の充実を口実に、”不退転”の決意で
消費税増税を強行した野田民主党政権。
「社会保障改革推進法」など、民自公の3党合意で
社会保障のさらに後退が狙われている。
国と自治体の違いはあれ、トップの姿勢こそ
問われていると思う。
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